リフィル処方箋制度とは?
「リフィル処方箋」とは
医師の定めた一定の期間内であれば繰り返し利用できる処方箋のことです。
リフィル処方箋の条件
- 対象となる患者
- 処方箋に記載できる薬剤
- リフィル処方箋の使用回数
- リフィル処方箋の使用期限と薬を受け取れる期間
生活習慣病をはじめとした慢性疾患の患者さんなどで、そのなかでも症状が安定している方に限られます。
リフィル処方箋では対象薬剤も限定されており、全てが対象ではありません。
リフィル処方箋の総使用回数の上限は3回です。ただし、医師の判断で「2回まで」とされることもあります。
リフィル処方箋の1回目の使用期限については、通常の処方箋の場合と同様で発行日を含めて4日間です。
リフィル処方箋のメリット・デメリット
リフィル処方箋のメリット
- 通院負担が減る
- 医療費の節約につながる
- 感染症罹患リスクが減る
- 薬を受け取る日がある程度自由に決められる
リフィル処方箋のデメリット
- 診察を受ける機会が減る
- 希望しても発行してもらえないことがある
- 処方箋を保管しておかなければならない
- いつでも薬を受け取れるわけではない
まとめ
患者さんにとってメリットの多いリフィル処方箋ですが、医療機関を受診する機会が減ることから今まで以上に薬局選びが重要になってきます。
そしてリフィル処方箋を上手に活用するためには、「身近で通いやすい薬局」「信頼できる薬剤師のいる薬局」を選ぶことがポイントです