零売薬局とは?
処方箋が不要の医療用医薬品を販売することを零売(れいばい)と言い、零売をおこなう薬局を零売薬局と言います。
零売薬局で販売可能な医薬品の例
- 胃腸薬
- 便秘薬
- 風邪薬
- ビタミン剤
- 点眼薬 など
霊媒薬局の現状と課題
2022年現在、零売専門のチェーン薬局を中心に徐々に増えてはいるものの、零売薬局は全国でも数十件と数えるほどしかありません。
安全性が担保しづらい
医師の診察を受けないことで持病が悪化したり、病気の発見が遅れたりするリスクがあります。
医療機関・薬局との関係性
零売薬局を利用することで病院を受診しない人が増えると、当然、近隣の病院の収益に影響を与えることになります。
利益が確保しづらい
零売薬局の場合は病院からの送客がないため、自社での集客が肝になり、利益の確保が難しい
まとめ
零売薬局で働く薬剤師には、より丁寧なカウンセリングや服薬指導が求められます。
購入者の既往歴や薬歴、症状、困りごとなどを細かく聞き出し、適切な提案・指導をおこなうため、医薬品に関する豊富な知識はもちろん、症例の知識や問診スキルなど幅広い能力が必要です。
まだ数の少ない零売薬局ですが、薬剤師の職場として今後の普及が進んでいくのか注目です。